『デモクラシーのいろは』 森絵都 著
2026年9月7日

- 出版社:角川書店
舞台は終戦直後、GHQは元子爵の邸宅に四人の女性を集め、民主主義を学ぶための実験を行った。半年間、一緒に寝泊まりをして、先生役である日系二世のリュウ・サクラギから授業を受ける。「民主主義の基本は、自分自身で考えた物語を生きることです」と。
物語の下地として、戦争が若い世代から奪ったものや負わせた傷、「同じ戦争」であっても失くしたものは人それぞれ異なること。また、戦後の混沌とした社会や孤児の状況も描写されています。
出自も性格も異なる個性ある女性たちは、共同生活を通して結びついていき、また、先生との関係も変化をしていきます。そして、ある目的に向かって企てていきます。
物語のなかで起きる騒動などはコミカルにも描かれており、ドラマ化しても面白い作品だと感じました。
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『デモクラシーのいろは』 森絵都 KADOKAWA/角川書店