『Z世代は戦後初めて銃をとる世代になるかもしれない』 丹羽宇一郎 著


私の本棚 175

    出版社:東洋経済新報社

人類は悲惨な戦争体験をしても再び戦争を起こし続けており、未来にも戦争が起きることは避けられない、そう考えるしかない、と丹羽氏は述べたうえで、戦後80年を経て戦争が記憶ではなく記録となってしまったことによって、日本が戦争に近づいていくことの危うさ感じています。

なぜなら、平和とはバラ色の世界ではなく、緊張と忍耐、妥協と譲歩、望まぬ話し合いの連続を強いられ、うんざりする不愉快な努力を休まず続けなければならず、戦争をするよりも辛抱を強いられる面白くないことだからです。

しかし、それでも戦争によって多くの人命を失い、すべてを破壊してしまうよりは、はるかにマシな辛抱であり、不愉快な平和にも耐える強靭さ、戦争をしない忍耐を持ってほしい、と訴えています。