『来るべき民主主義』 國分功一郎

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    出版社:幻冬舎

    哲学者である著者は、地元の道路建設反対運動に自ら関わっていきます。この経験から、ルールを作るのは立法府だが、実際の決定は行政府にある現実を指摘しています。そして、主権=立法権と定義し、立法権によって統治するという理想に依拠し続けていることに民主主義の危機があると訴えてています。その改善のためには、議会制民主主義だけではなく、行政に関わる制度を多く整備することが必要だと説いています。