『ビッグデータ探偵団』 安宅 和人, 池宮 伸次, Yahoo!ビッグデータレポートチーム

私の本棚 29


      出版社:講談社現代新書

      「東京は標準ではなく特異な地域である」といったような色々な分野の分析をしています。

      そのうえで、「データ」は多くの人にとって分かるように「可視化」することがまず大事であること。そして、そのビッグデータが本来の価値を発揮するために、どのように活用するかを考え、その決断を下すのは、人間であり、最終的に必要となるのは、生身の人間の感じる力、決める力、伝える力である、と訴えています。

      あわせて、データは決して完璧ではない 「データは常に正しい真実そのものである」という発想は、データというものに対する大きな誤解である、とも指摘をしています。