『兎は薄氷に駆ける』 貴志祐介 著


私の本棚 122

    出版社:毎日新聞出版

冤罪を題材にした小説。亡くなった父親の殺人容疑は冤罪だと信じる日高英之、彼が殺人罪で逮捕、公訴される。その裁判での検事と弁護士によるやりとりを通して話が進んでいく。
危険な薄氷の上で割れて呑み込まれるのは駆ける兎なのか、追い込んだつもりが誘い込まれた猟犬なのか。