『世帯年収1000万円 -「勝ち組」家庭の残酷な真実 -』 加藤梨里 著
2024年9月9日
- 出版社:新潮新書
当事者以外から見れば経済的にゆとりがありそうでも、税と社会保険料の負担増、不動産価格の高騰、物価上昇、教育競争の激化等によって、実はギリギリの生活に悩む隠れた貧困状態に近い家庭は予想以上に多いのではないか、と著者は分析をしています。
そして、子育てと老後のお金を両立する難しさを指摘し、年収1000万円世帯でも老後破綻は決して他人事ではなく、「勝ち組」というイメージはもはや虚像に過ぎない、と述べています。