『小説8050』林 真理子 著
2024年9月17日
- 出版社:新潮文庫
80代の親が50代の子どもの生活を支えている家族の状態、その背景には、すでに大人になっている子どものひきこもりがある。親は子どものひきこもりを世間に知られないよに暮らし、親が子どもを殺めた事件も発生しています。
中学校のときに不登校になった翔太は、以後7年間ひきこもりになっている。結婚を決めた姉の由依は、その翔太のために結婚が出来ないと両親に訴える。夫婦、親子間に亀裂が生じ家族関係が壊れ始めていく。そんななか、翔太が不登校になった原因が中学校時代のいじめにあると知り、父親が行動を起こしていきます。
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林 真理子『小説8050』(新潮文庫刊)