『「空気」を読んでも従わない 生き苦しさからラクになる』 鴻上 尚史
2020年7月31日
- 出版社:岩波ジュニア新書
世間」「社会」「空気」の話。
「『世間』とは何か」(阿部謹也) や「『空気』の研究」(山本七平)を学生の頃に読んだのを思い出した。
「世間」は日本独特のものであり、海外に「社会」はあるが「世間」はない。そして、日本は同調圧力の強い国である。
そのなかで、抑圧する「世間」、強すぎる「空気」に負けずに生きていくためのアドバイスが、生徒向けに書かれています。
それは、知恵をつけること、物事の本質を見つめること、考えること、他文化を知り相対的な見方が出来るようになること、などと著者は述べています。