『緑内障の真実』 深作秀春


私の本棚 80

      出版社:光文社新書

    緑内障とは、原因不明だが、シンプルにいえば、「様々な原因で起こる視神経障害を含む病気の集まり症候群」であり、正しい知識が重要だ、とまず述べています。

    患者は少なくとも600万人以上、軽い患者を入れると視神経障害は1000万人以上と推測され、今後さらに増加すると言われています。早期や中期では点眼剤が重要であり、手術については、末期になる前にいい医師の手術を受けるべき、と指摘しています。

    そのうえで、100歳まで生きる現代において、緑内障によって70歳代80歳代で失明するようにならないよう、眼科外科医の重要性を訴えています。