『孤独のチカラ』 齋藤孝 著


私の本棚 92

      出版社:新潮文庫

    ひとりの時間とは、自分を鍛える時間であり、人は孤独なときにこそ力を伸ばすことができる。だからこそ、孤独に対してポジティブでクリエイティブなイメージを描き、若いうちは孤独な時間を積極的につくり、孤独になる癖、充実感を持つ単独者であれ、と訴えています。

    そして、その孤独に一筋の光を投げかけてくれるのが、先人たちの言葉だと指摘をしています。そのためには読書をすることが大事であり、それが身についていれば、孤独に押しつぶされることは決してない、と述べています。

    齋藤孝 『孤独のチカラ』(新潮文庫刊)