『少年H』 妹尾河童

私の本棚 9



    出版社:講談社

    戦争に至るまでの、少年の目を通しての日常が描かれています。

    (前書きから引用)
    戦争は、いきなり空襲があったり、原爆が投下されることから始まりません。何か変だな?という感じがその前にあります。でも、それはよほど注意していないと気づきません。ずーっと後になって、「そーか、あれが戦争が始まる前触れだったんだ」と知るのです。