『人魚ひめ』文:末吉暁子 絵:三谷博美 / 『にんぎょひめ』文:曽野綾子 絵:いわさきちひろ


私の本棚 162

    『人魚ひめ』 出版社:小学館 / 『にんぎょひめ』出版社:偕成社

アンデルセンの童話。「人魚が逃げた」をきっかけに、あらためて読んでみました。
両文筆者も、「残酷な一面」「やや破滅的な、絶望的な姿勢」「悲しい結末」と、アンデルセンやこの本について記しています。しかし同時に、子どもでは理解できない面は大人になって分かればいいし、子どもにもあらゆる姿を見せることは、ゆたかな生き方につながる、とも述べています。