『限界のタワーマンション』 榊淳司 出版社:集英社新書 そもそも半世紀ほど前まで、日本人はマンションには住んでいなかった。 高所に住むことによる健康への影響や、鉄筋コンクリートの高層建物がいつまで維持可能かなどは、まだ経験値がない。そういった意味で、タワーマンションという住形態は実験中、未完成にある、と筆者は著しています。
『すべてのマンションは廃墟になる』 榊淳司 出版社:イースト新書 議会でも質疑を続けているマンション問題の書籍です。 分譲マンションは、区分所有者の合意がなければ解体が出来ず、それは極めて困難なことです。つまり、「終わり」を想定していない、「出口」がない建物だと言えます。著者は、公共物としての発想をもって、行政としてある程度の介入の必要性を述べています。
『共に生きるということ be humane』 緒方貞子 出版社:PHP研究所 歴史に学び、他者に学び、常に先のことを考える。 危機や難局というのは、乗り越えるためにある。 緒方貞子さんはこう述べています。
清水ひろしからの手紙 83 清水ひろしからの手紙 83(PDFファイル) 「今日の数字?」昭和5年 (1930年) (現在の荒川(当時は荒川放水路)が完成した年) 11月会議 ・台風被害を踏まえた今後の対応について ・申請少ないプレミアム付商品券 事業の問題を指摘 隅田川の岩淵水門を視察 ・荒川と隅田川 ・台風19号発生時の状況
『緒方貞子 戦争が終わらないこの世界で 』 小山靖史 出版社:NHK出版 2013年に放送された「NHKスペシャル」が書籍となったもの。今年10月22日に亡くなった緒方貞子 元国連難民高等弁務官の半生を追った内容です。 6年前に放送をを見たときの、以下の場面が今でも脳裏に焼き付いています。 判断の基準として最も大切にされていたのは何でしょうか?とのインタビュアーの質問に対し、「ある程度、いろいろな条件とかインフォメーションを頭の中で整理した上で・・・」との後、間をおいて「最後は勘ですね」と答えたシーンです。とても重い言葉だと感じました。
清水ひろしからの手紙 82 清水ひろしからの手紙 82(PDFファイル) 「今日の数字?」マイナス 5.5億円 (消費税率引上げ後の荒川区収入減額/年間試算) 9月会議 ・3歳児健診の眼科検査充実 ―弱視発見のためにー ・喫煙対策について 区政情報 ・高齢者 自立支援用具給付が開始 ・スポーツセンター 来年4月から使用料値上げ
『ともにがんばりましょう』 塩田 武士 出版社:講談社 地方新聞社における、会社と労働組合の労使交渉をコメディタッチで描いた小説。物語のなかで、組合側は次のような言葉を残しています。 組織において必要なことは新しい風が入ること、交渉において大事なことは信頼関係。そして、敵は倒すためにあるのではなく、歩み寄るためにある。
『絶望書店』 頭木 弘樹 編 出版社:河出書房新社 山田 太一 著、藤子・F・不二雄 著、連城 三紀彦 著 ナサニエル・ホーソン 著、ダーチャ・マライーニ 著 勝利を目指しても、叶うのは1人で、それ以外の全ての人は挫折すること、夢をあきらめて去ることになる。頑張らなかったわけでも、あきらめてたわけでもないが、夢が叶わなかった人たちが、どうのように気持ちを整理するか。あるいは出来なかったのか。この本は、勝者以外の人たちの生き方を考える作品を集めた本です。
『100年マンション 資産になる住まいの育てかた』 長嶋 修 出版社:日本経済新聞出版社 今後、社会問題となりうるマンション問題。マンションの空室が増え、廃墟マンションか出現する可能性を指摘し、タワーマンションにおける管理・修繕の先進取組事例を取り上げています。また、国・自治体として住宅総量管理をする必要も述べています。