Author Archives: kogakusha
『東京貧困女子。彼女たちはなぜ躓いたのか』 中村淳彦 著
『サイレント国土買収 再エネ礼賛の罠』 平野 秀樹 著
『災害とトイレ』 日本トイレ協会編
清水ひろしからの手紙 103
『京セラフィロソフィ』 稲盛和夫 著
『「居場所がない」人たち』 荒川和久 著
- 出版社:小学館新書
孤独は生きていることの証でもあり、「なぜ孤独を感じるのか」と自分に「問う」行動に価値があると述べています。
また、孤独が苦しいと感じる人には、孤独を抜本的に消し去るとは考えずに、孤独との向き合い方や付き合い方を変えるという視点を持ってほしい、とも記しています。
コミュニティについても、これまでの「所属するコミュニティ=居場所」ではなく、「接続するコミュニティ=出場所」を構築していくことを勧めています。そのためには、リアルな接点もネットの世界も活用し、但し、それだけに依存するのではなく、たくさんの依存先と選択肢を多層化し、場合によってはすぐに「逃げ出せる」ことも必要だと訴えています。
『マンガでわかる 境界知能とグレーゾーンの子どもたち1~5』 宮口幸治著 佐々木昭后作画
出版社:扶桑社
宮口幸治氏は「ケーキの切れない非行少年たち」(新潮新書)の著者。
知的障害まではいかないものの、一定の支援が必要な「境界知能」に該当する人たちは人口の約14%いるとされています。勉強や運動、コミュニケーションが苦手、やる気がない、さぼっているという誤解を受けています。また、感情面や行動面で何らかしらの課題があるものの、原因や状態がわかりにくい「グレーゾーン」の人たち。
この子たちの出すサインは気づかれにくく、「厄介な子」「不真面目な子」として捉えられることも多々あるため、そういったサインを見逃さず、いかにキャッチして支援していくかを目的に、本書は執筆されています。
支援してあげたのだから期待に応えて当然、期待を裏切る奴は許せない、というのは支援者のエゴであり、頑張れない少年だからこそ、期待を裏切る少年だからこそ、逆に支援がいるのだと訴えています。
この漫画について著者は、自著「ケーキの切れない非行少年たち」(新潮新書)が正しく理解されていない声があることに文章の限界を感じ、漫画化により、明らかに文章よりわかりやすく、楽しく意図を的確に伝えてもらえていると述べ、教育系の一般書については「これから漫画が主流になるかもしれない」とも記しています。