Author Archives: kogakusha

清水ひろしからの手紙 95


清水ひろしからの手紙 95清水ひろしからの手紙 95(PDFファイル)

  • 「何の数字?」53件
    (荒川区内における昨年の火災発生件数)
  • 4期目の成果事例
    (1)3歳児健診における眼科検査の充実
    (2)日暮里喫煙所の密閉型設置
    (3)宅配ボックス設置費用助成
    (4)スクールサポートスタッフの全校配置  
    (5)学校と保護者の連絡(手紙や欠席連絡など)へのIT活用
    (6)区施設使用料や住民票申請手数料等支払いにおける電子マネーの活用
  • 3期目までの主な成果事例
  • 東尾久浄化センターにおける水処理施設の整備進捗状況について

『そのマンション、終の住処でいいですか?』 原田ひ香


私の本棚 83

      出版社:新潮文庫

     有名建築家の設計によるデザイナーズマンション。デザイン優先によって建てられたため、雨漏りなどの欠陥が露わになり、その建替えをめぐる住人たちの物語。そして、建設に関わった者しか知らない重大な問題をこのマンションは抱えていた。

    住人や関係者たちの背景が、詳細に描かれています。

    ***
    原田ひ香『そのマンション、終の住処でいいですか?』(新潮文庫)

『砂の女』安部公房 /『100分de名著 安部公房「砂の女」』


私の本棚 82

      出版社:新潮文庫 / NHK出版

    人間は日々、砂の中でもがいているようなものなのかもしれない。
    今の状況から抜け出したい、自由になりたい、と思っている。しかし、人間は何かに帰属しなければ生きていけない。
    あるいは自分の存在意義を見つけったかったり、世の中に認めて欲しいと思っている。

    砂の中に閉じ込められた主人公の仁木順平は、偶然をきっかに、現実から逃げる必要性を感じなくなり物語は終わる。
    変化していく主人公の心理を通して、真の自由とは何なのか、真の自由などあるのか、といったことが描かれています。

    ***
    安部公房『砂の女』(新潮文庫)

清水ひろしからの手紙 94


清水ひろしからの手紙 94清水ひろしからの手紙 94(PDFファイル)

  • 「今日の数字?」大正12年(1923年)から100年
    (関東大震災から来年9月1日で100年)
  • 臨時無料新型コロナ検査場開設 日暮里駅前イベント広場
  • 新型コロナウイルス ―64歳までの軽症者対象PCR検査センターを開設―
  • ワンストップの若者相談を開設
  • 区内事業者・商店への補助金 ―物価高騰対策支援―
  • あらかわ遊園スポーツハウス 令和7年度(2025年度)リニューアルオープンへ
  • 本会議質問
    ・歯と目の健康について
    ・学力向上について
    ・関東大震災から来年 100 年となるにあたっての取組み
    ・旅館業法の許可について

『関東大震災』 吉村昭


私の本棚 81

      出版社:文春文庫

    大正12年 1923年9月1日に発生した関東大震災から来年100年となります。この作品には、火災旋風、密集によるその被害の拡大、流言等、その時何が起きたのかが詳細に記されています。

    災害時に起きる事象、人の心理状態や意識・行動といったものも踏まえた防災対策の必要性を、あらためて認識しました。

『緑内障の真実』 深作秀春


私の本棚 80

      出版社:光文社新書

    緑内障とは、原因不明だが、シンプルにいえば、「様々な原因で起こる視神経障害を含む病気の集まり症候群」であり、正しい知識が重要だ、とまず述べています。

    患者は少なくとも600万人以上、軽い患者を入れると視神経障害は1000万人以上と推測され、今後さらに増加すると言われています。早期や中期では点眼剤が重要であり、手術については、末期になる前にいい医師の手術を受けるべき、と指摘しています。

    そのうえで、100歳まで生きる現代において、緑内障によって70歳代80歳代で失明するようにならないよう、眼科外科医の重要性を訴えています。

『22世紀の民主主義』成田悠輔


私の本棚 79

      出版社:SB新書

    著者は、民主主義的な国ほど、経済成長が低迷し続け、民主主義の劣化が加速度的に進んでいることを、まず指摘している。

    そのうえで、解決するためには選挙や政治、そして民主主義というルール自体をどう作り変えるかであり、その一つとして、政治家の要らない、アルゴリズム(問題解決のための手順をコンピューターのプログラムとして実行可能な計算手続きにしたもの)による意思決定を提案しています。

    私たち一人ひとりが民主主義と選挙のビジョンやグランドデザインを考え直していくことが大事だと述べています。

『レーテーの大河』 斉藤詠一


私の本棚 78

      出版社:講談社

    物語は終戦直前の満州から始まります。2人の陸軍軍人によって助けられた3人の子ども。時代は流れ、この2人と3人が、やがて昭和39年の東京オリンピック前に出会うことになります。

    ストーリーは、列車からの転落事故死をきっかけに展開されていきます。

    昭和20年8月15日に終戦となり、そして復興の象徴となるオリンピックを迎え、多くの日本人はその過去を忘れて、あるいは全てを飲み込んで戦後生きていった。一方で、飲み込めない、飲み込まない人たちもいた。その思いが登場人物に描かれています。

『人の心に働きかける経済政策』 翁邦雄


私の本棚 77

      出版社:岩波新書

    経済学では、人は合理的期待に沿って最適化行動をとる、という前提のもとに考えられています。しかし、人は、利益よりも損失の痛みを強く感じたり、過去の出費にこだわった判断、社会規範や他人の目といったことなどから、実際にはそうとは言えない判断と行動をとります。

    著者は、人がとる行動を踏まえた行動経済学の視点を指摘しています。

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