Author Archives: kogakusha

『女子校礼讃』辛酸なめ子


私の本棚 52


      出版社:中公新書ラクレ

    著者は女子校(女子学院)出身者。
    学校や生徒への取材等による女子校の慣習や生徒の実情が、学生の時の思い出とともに、率直な感想とユニークな視点で記されています。御三家や大学付属など含め20校以上が登場し、文化祭や学校説明会だけでは分からない各校のカラーも知ることができます。

    私も男子校で楽しい中高6年間を過ごしました。今でも良かったと思っています。
    著者が自身のエピソードとして早弁をあげています。「今思えば、あえて授業中に食べる必要性はどこにもなかったです。ただスリルを楽しみたかったのだと思います・・・。」
    ・・・分かる気がします。

    別学、共学それぞれ良さがありますが、著者が述べている「あの6年間が生命力の源泉になっているように思います。」は、男子校で育った私も同じ思いです。

令和3(2021)年 主な議会質問

本会議

6月会議

  • デジタル・ディバイド(情報格差)への対応について
  • 区直営現場の考え方について
  • 日暮里駅周辺の整備について

11月会議

  • 新型コロナウイルス対策におけるこれまでの課題と今後の対応について
  • 手数料・利用料金等支払の電子マネー活用について
  • 公園・児童遊園の利用方法・あり方について
  • エレベーターの防災備品設置について
  • 旅館業法施行条例の改正について

予算に関する特別委員会・決算に関する特別委員会

予算:2月会議

  • 孤独、孤立への認識と対応について
  • 新型コロナウイルス感染症の後遺症について
  • 不法投棄について
  • 学校と保護者の連絡等におけるIT活用について

決算:9月会議

  • ホテル旅館業の許可について
  • 庁舎内のネット通信環境の整備について
  • マンション管理について

『首都感染』 高嶋哲夫


私の本棚 50


      出版社:講談社

    中国で致死率60%の強毒性新型インフルエンザウイルスが出現し、世界中の人々が感染されていく話。
    日本は、海外との往来を禁止し、感染者がすでに発見された東京の環八内側を完全閉鎖する。環八以外では感染者は発見されないが、その内側では多くの感染者と死者で溢れる。
    しかし、世界からはこの対応に称賛の声が上がる。

    10年前に執筆された作品ですが、政治の役割、非常時の対応、医師や関係者の状況、国民の感情などが描かれています。

『マンガでわかる 日本経済入門』 中野 剛志

私の本棚 48


      出版社:講談社
       
      アベノミクスが成功しなかったのは、財政支出を抑制し、デフレ脱却とは反対の政策を続けていたから、と指摘。必要なことは、財政出動を進め、賃金上昇を経済の推進力としていく「アメ型(賃金主導型)」の成長戦略を実施していくことだと述べています。

『キャプテンマークと銭湯と』 佐藤いつ子

私の本棚 47


    出版社:KADOKAWA
     
     地域のクラブサッカーチームに所属する中学生の話。お山の大将を気取って「オレ様」プレーでキャプテンをはずされた主人公の周斗。強豪チームから新たに加入した新しいキャプテンの大地。
    いら立ちを抱えた主人公は、生前の祖父と行った銭湯を見つける。そこでの出会いを通して、大地に対しての敗北感から主人公も少しずつ成長していく。

     主人公は、努力を続ける若い左官職人の比呂と銭湯で知り合います。その、比呂のことばを記しておきます。
    「ポジティブな言葉で考えたり言ったりする癖をつけると、必ず物事がポジティブに回り出すんだよ」
    「自分の中のてっぺんを目指す。自分が出来ることの最高っていうのかな。そう、自己ベストだな。自分のてっぺんを目指すし、そのてっぺんを可能な限り、もっともっと上げていくってことだ。」


    『キャプテンマークと銭湯と』作:佐藤 いつ子、絵:佐藤 真紀子 KADOKAWA

『そして、バトンは渡された』 瀬尾まいこ

私の本棚 46


      出版社:文春文庫
       
      2019年の本屋大賞受賞作。
      親の離婚や再婚によって、何人もの血の繋がらない親と暮らす主人公の優子。
      どの親にも愛情を注がれて育ち、やがて結婚を迎える。

清水ひろしからの手紙 86


清水ひろしからの手紙 86清水ひろしからの手紙 86(PDFファイル)

  • 「今日の数字?」マイナス129億円
    (荒川区における来年度の推計財源不足額)
  • 新型コロナウイルス PCR検査体制の強化へ ―補正予算―
  • 交流自治体の特産品販売 区HPサイトから
  • ー決算委員会質疑からー
  • ・区施設のネット予約システム改善について
    ・保養所 グリーンパール那須の今後について
    ・マンションの駐車場設置台数緩和について

  • ―議会質疑からの進捗状況報告―
    ・台風時など 清掃車両を開成学園へ避難

『検証ブラックアウト 北海道胆振東部地震』 北海道新聞社

私の本棚 45


      出版社:北海道新聞社
       
      2018年9月6日午前3時7分に発生した北海道胆振東部地震に伴い、北海道全域がブラックアウトに陥った。その時に起こった事象をとりまとめた一冊です。

      電気がなければ、信号も消える、携帯電話の充電が出来ない、コンビニでも電子決済が使えない、緊急通報システムが作動しない、患者の人工呼吸器装置が動かなくなる・・・ さまざまな影響がでます。
      電源集中の課題、広い供給網、電力小売り自由化、風力・太陽光、液化天然ガス(LNG)などのエネルギー源、等についても書かれています。

      この他にも、ネットで流れるデマ情報、災害協定が機能しない状況、心理的ケア等、地震による様々な影響や被害の実態が分かります。
      あとがきには、「災害は平時から弱い立場にある人をさらに困難な状況に追い込む」と記されています。

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